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「新たな就職氷河期世代支援プログラムの基本的な枠組み」を決定 就労・処遇改善に向けた伴奏支援などを盛り込む(関係閣僚会議)
2025年06月4日 登録
令和7年6月3日、首相官邸において、「第2回 就職氷河期世代等支援に関する関係閣僚会議」が開催されました。今回の会議では、「新たな就職氷河期世代等支援プログラムの基本的な枠組み」について議論が行われました。
議長である石破総理は、この日の議論を踏まえ、次のように述べました。
●本日は、『新たな就職氷河期世代支援プログラムの基本的な枠組み』を決定した。
●就職氷河期世代の方々に対して、政府としては、2019年から集中的な支援を行い、雇用や社会参加の面で着実に成果が上がってきている。
一方で、今もなお、様々な困難を抱えておられる方々が多くいらっしゃる。
また、就職氷河期世代の方々は、家計改善や住宅確保など、高齢期を見据えた課題にも直面しつつある。
●こうしたことを踏まえ、4月の第1回会議において、政策の充実・強化についての検討指示を行ったところ、今回、『基本的な枠組み』を取りまとめることができた。
●『基本的な枠組み』には、就労・処遇改善に向けた相談対応等の伴奏支援や、リ・スキリング支援の拡充、ひきこもり状態にある方の居場所づくりなどの支援の強化、短時間勤務などの柔軟な働き方の支援、といった施策に加え、家計改善・資産形成に取り組む機会の充実、見守りなどの支援が提供される居住サポート住宅の創設、介護と仕事の両立のための支援の充実などを盛り込んでいる。
●関係大臣においては、この『基本的な枠組み』に基づき、まずは令和8年度概算要求、そして年末の予算編成に向け、政策の検討を更に深めてほしい。
●来年の年初を目途に、改めて本会議を開催し、3年間の集中的な取組として、新たな就職氷河期世代等支援プログラムを決定し、支援ニーズに応じた実効性のある施策を講じていく。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<第2回 就職氷河期世代等支援に関する関係閣僚会議>
首相コメント:https://www.kantei.go.jp/jp/103/actions/202506/03hyogakishien.html
資料:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_hyogaki_shien/kankeikakuryokaigi/dai2/gijisidai.html
※こちらの記事は社会保険労務士PSRネットワーク様の許可を得て転載しております。