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令和5年度の社会保障給付費は135兆円台 2年度連続の減少 コロナ対策関係費の縮小が要因(国立社会保障・人口問題研究所)
2025年07月30日 登録
国立社会保障・人口問題研究所から、「令和5年度 社会保障費用統計」が公表されました(令和7年7月29日公表)。令和5年度(2023年度)における集計結果のポイントは次のとおりです。
●社会保障給付費(ILO基準)の総額は、135兆4,928億円。
前年度と比べ2兆6,809億円(1.9%)減少。
●一人当たりの社会保障給付費:108万9,600円。
前年度と比べ1万6,300円(1.5%)減少。
●部門別社会保障給付費の項目
「医療」45兆5,799億円、「年金」56兆3,936億円、「福祉その他」33兆5,192億円。
前年度からの増減額は、「医療」3兆1,890億円(6.5%)減少、「年金」6,029億円(1.1%)増加、「福祉その他」948億円(0.3%)減少。
令和5年度の社会保障給付費については、高齢化に伴い公的医療保険給付が増加したものの、新型コロナ対策関係費が感染症法上の5類移行で縮小し、全体を押し下げたと分析されています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<「令和5年度社会保障費用統計」を公表しました>
https://www.ipss.go.jp/ss-cost/j/fsss-R05/fsss_R05.html
※こちらの記事は社会保険労務士PSRネットワーク様の許可を得て転載しております。